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戸田建設が鉄骨柱の計測・建入れの自動化により  生産性を向上

2016.02.03

戸田建設は、「鉄骨柱の自動計測・建入れ調整システム」を開発したことを発表した。
同システムは、鉄骨図の3次元データなどを用いて、自動追尾トータルステーションにより
鉄骨の建入れ位置を計測し、設計データと実際の建入れデータの差分に基づき鉄骨ジョイント
部に取り付けた建入れ装置を自動制御するシステム。これまでの鉄骨柱の計測は、計測工2名
が柱ごとに柱頭が見える位置に計測機を設置し、二方向から計測を行い、鳶工2名が柱の建入
れ調整を行っていたため、計測・建入れ調整に時間が掛かっていた。同システムにより、複数
の鉄骨柱の位置計測と建入れ調整を1ヵ所から自動的かつ短時間で高精度に行うことが可能と
なったため、鉄骨建方工事の生産性が約30%向上するとしている。同社では、今後同システム
を情報化施工技術の1つとして展開していくとともに、少子高齢化に伴う建設作業員の減少を
見据え、生産性向上を目指し、さらなる情報化施工技術の開発を進めていく方針だ。

    鉄骨柱の自動計測・建入れ調整システムイメージ ©戸田建設

    鉄骨柱の自動計測・建入れ調整システムイメージ ©戸田建設


   都内建築工事現場 ©戸田建設

   都内建築工事現場 ©戸田建設