2016.02.08

竹中工務店は、作業所内の高所作業車やフォークリフトなどの建設機械および作業所員の位
置を簡単に把握できる管理システムを開発し、イオンモール堺鉄砲町作業所で試験的に運用
を行った。
同システムは、Apple社の近距離無線通信技術「iBeacon」を用いた発信機を建設機械に設置
し、作業所員の携帯端末から約10ｍ以内に近づくと自動で位置情報が送信され、携帯端末上
の作業所内平面図に位置情報が表示されるシステム。同システムを同作業所の作業所員29人
全員の携帯端末に導入し、試験的に運用した結果、毎日30分を要していた探索時間の手間が
ほぼゼロになり、半年で約72時間の作業所管理の効率化を実現したという。
今後、同社では位置情報に加えて建設機械の稼働率の把握などの研究開発を進めることで、
さらなる生産性の向上を目指していく方針だ。

　　位置把握システムの画面 ©竹中工務店

　使用した無線発信機 ©竹中工務店　　　　　　　　高所作業車への設置状況 ©竹中工務店

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