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戸田建設が地震時の建物被災度をモニタリングできるシステムを開発

2016.03.24

戸田建設は、地震時の建物をモニタリングできるビルメディカルシステム「ユレかんち」を開
発し、同社の保有施設15ヵ所に展開するとともに検証を実施している。
同システムは、地震が発生した際に建物のオーナーなどに、建物が受けた震度とそれに伴う被
災度(健全性)をリアルタイムに正確に伝えることができるシステム。感震器で感知した加速度
データをインターネットを通じてクラウドサーバーにリアルタイムに送信し、建物震度や建物
の健全性の判定などをクラウドサーバーで行う仕組みだ。建物震度などの情報は、即時に建物
管理者へメール配信されるため、地震後の通信困難な状態に巻き込まれる前に情報を把握でき、
パソコンやタブレットなど機器を選ばず、世界中でデータを受けられるのが特長。Webカメラ
を接続することで、建物内の被災情報の画像送信も可能だ。今後、同社は今月末までに、同社
施設での検証を終了し、同社施工の建物に同システムの設置を積極的に提案していく方針だ。

     システム全体イメージ図 ©戸田建設

    システム全体イメージ図 ©戸田建設