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ユビキタスウェアを活用し設備の点検・保守作業員の状態を遠隔監視

2016.05.19

関電工と富士通、富士通ネットワークソリューションズは、IoTパッケージ「ユビキタスウェ
ア パイロットパック」を用いて、電力設備の設置や点検・保守などの作業現場における作業
員の状態を遠隔から把握する実証実験を今月から8月まで首都圏エリアで実施する。
同実証実験では、簡単に腕に装着することができ、作業に影響しない「ユビキタスウェア
バイタルセンシングバンド」を活用。作業員が装着した同バンドからデータが送信され、熱
ストレスレベルを推定し、異常時には現場管理者の端末にアラームが通知される仕組みだ。
これにより作業員の熱ストレスや身体負荷、活動量などが把握可能で、管理者は作業員一人
ひとりのデータに基づいた安全見守りを遠隔で行えるようになる。また、夏場を中心に発生
する熱中症の予防への取り組み強化も可能だ。今後、富士通グループは同実証実験を通じ、
現場作業員の安全性向上を支援するとともに、ほかの現場への展開も提案していく方針だ。

 実証実験のシステムイメージ ©富士通

 実証実験のシステムイメージ ©富士通