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東京理科大学がIoT化建築の実現に向けて
来春大分県に建屋を建設へ

2016.08.05

東京理科大学の伊藤拓海准教授らのグループは、IoT化された建物の開発に向け、実用化の
可能性を検証し、実用化に向けた基礎研究と実建物への搭載に向けた実地研究を開始した。
同研究は、建物の耐震安全性の向上や、自然災害からの迅速な復旧の実現を目的に、建物の
躯体や内外装材にIoTを利用した感知機能を持たせ、建物が主体的に人の動作や生活を感じ、
安全に関わる状況を検知・認知し、現状や危険予知などを発信。都市のハザードマップを形
成し、震災後、建物・都市の復旧・復興期間を短縮化するための人工知能による知能住宅の
システム確立を目指すものだ。
今年度中に要素技術の基礎研究を実施し、IoTを支えるセンシング・通信・発電技術の確立
を目指すとともに、産学官連携により、来春、大分県国東市内にて建屋を建設。IoTの実用
化に向けた実地研究により、適用性や有効性を検証していく方針だ。

  同研究開発のイメージ図 (知能住宅(仮)) ©東京理科大学

 同研究開発のイメージ図 (知能住宅(仮)) ©東京理科大学