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大成建設らが力触覚伝達技術を用いた
遠隔操作システムの開発に着手

2017.07.25

大成建設とイクシーは、力触覚伝達技術を利用した遠隔操作システムの開発に着手した。
同技術は、IoT技術を利用して、物体の硬さ・軟らかさなどの触覚や、物体を扱う際の力加減
の情報を双方向に伝達可能とする技術。同システムの開発では、イクシーで開発した5指ハン
ドを備えたロボットアームと力触覚グローブ「EXOS」を組み合わせ、遠隔操作による力加減
を現場にフィードバックする技術などの開発を行う。両社は、現在のロボットでは対応が困難
な作業員による手作業を再現するための技術開発に同技術を利用する考えで、インターネット
を介して遠隔地でも対象物の硬さ軟らかさを感じながら操作を行いその操作データを蓄積・
学習して、ロボットなどが自ら作業する技術などを開発していく。両社は、労働集約型作業の
省力化を目標に、2018年度の同システムの実用化を目指しており、まず生産施設向けに実用
化を図り、建築・土木現場などの広範な作業への応用も検討する方針だ。

  Ⓒ大成建設

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