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大成建設が建物内の異音の発生箇所を可視化する
システムを開発

2017.11.28

大成建設は、建築部材の干渉などによる異音の発生箇所を高精度に測定する音源探査システ
ム「TSounds-Radar」を開発した。
同システムは、音の発生方向を推定する方法の1つであるMUSIC(Multiple Signal
Classification)法を用いて、1箇所に設置した複数のマイクロホンにより建物内で発生する
全方位の異音の発生箇所を高精度に測定し、全天球カメラを用いた撮影画像と測定結果を重
ね合わせることで発生箇所を可視化するもの。探査範囲に応じてマイクロホンの配置を最適
化できるほか、最長で1週間程度の連続計測が可能だ。また、発生音をPCとバックアップ用
レコーダに同時録音することで1度の発音のみで発生箇所を測定でき迅速で効率的な対策
が可能となる。同社は、同システムで異音の発生箇所を高精度に測定・可視化し、さまざま
な建物において発生箇所を特定することにより積極的に品質確保に活用していく考えだ。

  Ⓒ大成建設

  Ⓒ大成建設