2018.08.03

国土交通省は、本年度から本格化する施工BIMの試行にあわせてBIMガイドラインを改定した。
本年度に発注する官庁営繕費のすべての新築工事で施工BIMを発注者指定で試行的導入する。
これまで同ガイドラインでは、受注者からの技術提案などについてのみ記載していたが、今回
の改定で発注者指定などによるBIM活用に対応。BIMモデルを作成・活用して、成果物の作成
または発注者に提示する技術的検討を行う場合の適用を明示した。また、技術的な検討に「施
工図等作成」「デジタルモックアップ」なども追加するなど、施工段階におけるBIMの活用方
法についての充実も図っている。そのほかに、BIM電子成果品の作成方法および確認方法を定
める「手引き(案)」も新たに作成した。施工BIMの試行実施は、すでに栃木地方合同庁舎や高
山地方合同庁舎など3件で開始している。
同ガイドラインは、国土交通省のWebサイトから無料でダウンロードが可能だ。

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