スマホの撮影写真からBIMモデルを自動作成し
改装などを効率化
2018.11.07
JMは、米国オートデスクらと技術協力し、室内をスマートフォンで撮影した写真から3Dモデル
とBIMモデルを自動作成し、一元管理できる「Matabee-INSIDE(以下、MI)」の提供を開始した。
MIは、店舗内や住宅などでスマホを専用器具に取り付けて複数個所を撮影すると撮影画像が自
動的にMIに送られ、その写真から3DモデルとBIMデータを自動で作成するシステム。レーザー
スキャナーなどの専門機材などが不要で、短期間での改装を可能にする。また、機械学習機能
により、複雑な構造の壁なども正確に自動認識される。3Dモデルは、24時間以内に作成できる。
さらに、これらすべてのデータはクラウド上のAutodesk BIM 360 Docsに自動的に格納される
ため、内装や設備のデザイン、設計、見積などに関わるさまざまな協力会社がMI上で効率的に
情報を共有することが可能だ。すでに、セブン-イレブン・ジャパンの店舗でテスト運用を行い、
設計や施工の作業効率向上、施工期間の短縮に効果を上げたという。