2015.05.18

鹿島建設はプロジェクト運営の効率化に向け、今年度、建築工事の全現場にBIMを導入する方針
だ。同社は昨年度までに累計で340現場へのBIM導入実績がある。全現場へのBIM導入には、同
社が開発した「Global BIM^®」が大きく寄与している。Global BIMはクラウド上のBIMデータ
を世界規模で共有できるシステムで、プロジェクトに関係する社内外複数企業の協調作業とスム
ーズなデータ連携を可能にする。4月から新たに「Global BIM^® ver.2」として運用を開始。同社
所有のグラフィソフトジャパンのArchiCADライセンスを協力会社などに貸し出すことにより、
同製品を所有していなくてもBIMアプリケーションが使用可能となった。
加えて、ArchiCADのアドオンソフトとして、BIM事業提携先である韓国のDoalltech社と共同で「BIM進捗管理システム」、「BIMによる施工計画システム」を開発し、6月に世界同時リリース
の予定だ。同社はあらゆる物件を対象に、これらのシステムの適用を推進していくとしている。

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