国土交通省が建築BIM推進会議を新設し
官民一体の推進体制を構築へ
2019.05.07
国土交通省は、建築分野においてBIMを通じ情報が一貫して利活用される仕組みの構築を図り、
官民が一体となってBIMの活用を推進するために「建築BIM推進会議(仮称)」を新設する。
同会議は、BIMが建築の設計、施工の各分野でそれぞれ個別に活用され、情報の一貫性が確保
できていないといった現状の課題に対して、BIMを活用した建築物の生産・維持管理プロセス
やBIMのもたらす周辺環境の将来像とともに、将来像に向けた官民の役割分担・ロードマップ
を提示。各分野での検討状況の共有のほか、必要に応じて個別課題への対応のために部会を設
け、建築分野のBIM活用に向けた市場環境の整備を推進していく。検討体制には、松村秀一氏
(東京大学大学院 特任教授)を委員長に、志手一哉氏(芝浦工業大学 教授)ら5名の学識委員会や、
建築物の設計、施工、維持管理などに係る同省内の関係部署、民間関係団体などで構成。同会
議は、既存のBIM/CIM推進委員会の下に建築分野における検討WGとして新設される。