2019.07.22

積水ハウスは、定期点検時にロボットやドローンなど複数の先進機器を組み合わせて遠隔で診
断する住宅業界初の点検システム「スマートインスペクション」を8月1日より全国で開始する。
同システムは、ドローンや床下点検ロボット、小屋裏点検ロボットカメラを使用し、今までの
機材では撮影することができなかった屋根上面などでも高精細な画像を撮影。撮影した画像を
クラウド経由でサポートデスクに待機している専門スタッフに共有し、速やかに不具合を判定
する。専門スタッフが判定を行うため、これまで以上に高品質で安定した点検を実現するほか、
従来2人で延べ約4時間かかっていた点検時間を、1人で約1時間45分へと半分以下に短縮した。
また、導入される機器はスマートフォンやタブレットなどで容易に遠隔操作でき、危険を伴う
高所や床下での作業が不要となるため、労働環境の向上や、高齢者や女性などの活躍機会の拡
大を図るとともに、人手不足や高齢化などの建設業界の課題解決に繋げる考えだ。

　「スマートインスペクション」の仕組み　Ⓒ積水ハウス

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