建築確認におけるBIM活用推進協議会が発足し
産官学一体で推進へ
2019.07.29
建築確認の申請者側と審査者側や、学識経験者、自治体など、産官学が一体となった「建築確
認におけるBIM活用推進協議会」が発足し、7月25日に第一回総会を開催した。
同協議会はBIMを活用した建築確認における課題解決とその普及に向けた活動を継続的に行い、
建築確認におけるBIM活用を推進するために設立された。松村秀一氏(東京大学大学院 特任教
授)を会長に、学識経験者、関連団体、設計事務所、ゼネコン、建築確認の審査機関などで構成
し、オブザーバーとして国土交通省やICTベンダーなどが参加する。当面は、BIMモデルを利
用して作成する確認申請図面の標準化を目的に、確認図面表現の標準の作成と、各種BIMソフ
トウェアで表現標準を作成するために必要な入出力情報を定めるための解説書の作成を行う。
また、審査者が使用する確認審査に適したBIMビューアソフトウェアの仕様の策定や円滑な開
発に向けた環境を整える。検討成果は報告書としてまとめ、年度ごとに公表する方針だ。
第一回総会で挨拶する松村会長