2015.06.08

清水建設は、工事現場などから発生する騒音とその対策効果を近隣住民などが体感できる、バー
チャルリアリティ技術を活用した工事現場の騒音シミュレーションシステムを開発した。
同システムは、タブレットで体感できる点が特徴だ。タブレットに入力した騒音源とその発生位
置、騒音対策案にもとづいて、任意の地点で聞こえる騒音を瞬時に予測・数値化し、リアルな音
として再現ができる。騒音源や騒音対策なども容易に設定可能だ。
システムへの条件入力は短時間で済むため、近隣住民などと騒音対策を協議しながらシミュレー
ションを繰り返すことも可能としている。また、騒音をリアルに再現するために、映画館などで
用いられる立体音響再現技術を採用。道路を通過するダンプの騒音を再現すると、あたかもダン
プが目の前を通り過ぎていくような感覚を覚えるという。騒音対策を施した場合や対策を変更
した場合の騒音の変化もリアルに再現できるとしている。

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
•