2020.02.12

国土交通省は、先週開催した「BIM/CIM推進委員会」の第3回会合において、BIM/CIM運用拡
大に向けた全体ロードマップ(案)を提示し、2025年度に全事業でのBIM/CIMの原則適用を目
指す方針を示した。同ロードマップ案は、BIM/CIM活用のさらなる拡大を図るため、「標
準化、普及・促進、高度利活用」の3つに目的を絞り、それぞれの項目で2021年度の目標およ
び2025年度の目標を設定。標準化については、2021年度は3Dデータ標準「IFC5」に準拠する
属性情報などの標準化を進め、2025年度には4D(3D+時間軸)・5D(4D+コスト軸)の標準化を
目標とする。また、2020年度のBIM/CIM事業の実施方針(案)として、大規模構造物予備設計か
らBIM/CIMを原則適用や、前工程で作成した３次元データの成果品がある業務・工事について
BIM/CIMを原則適用などの方針を示した。各業務・工事での要求事項(リクワイヤメント)の選
択項目を9項目に拡充し、発注者において効果が期待されるものを選定するとしている。

　 BIM/CIM運用拡大に向けた全体ロードマップ（案）　Ⓒ国土交通省

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