日建設計らがデジタルツインに基づく設備制御
システムを構築へ
2020.04.14
日建設計、協和エクシオ、WHERE、オムロン、神田通信機の5社は、オフィス環境の最適化を
目指した、クラウドプラットフォームを活用したセンサー・設備制御ネットワークシステムの
開発・改善・普及に向けた取り組みを共同で実施することに合意。すでに実際のオフィスで実
証実験を開始していることを発表した。従来の建築設備では、各システムが独自にセンサーを
設置し、相互無関係に制御されていた。そこで同システムは、デジタルツインおよびオープン
スタンダードの概念に基づくことをコンセプトに建物内にセンシング専用のネットワークを構
築し、複数センサーのデータをクラウドにアップロード、マッシュアップを実施。そのデータ
を総体的に解析し、設備制御へのフィードバックが可能で拡張・更新が容易なシステムの構築
を目指すものだ。5社の今回の取り組みは、ネットワーク、センサー、設備制御、建築設計など
の各分野の連携による建築空間の統合的な全体最適化の実現を目的としている。