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大成建設がIoTなどで建設現場の状況を遠隔から
リアルタイムに管理

2020.07.31

大成建設は、カメラ映像やIoTデータを用いて建設現場の施工状況を可視化し、工事関係者間
で遠隔地からリアルタイムに情報共有できる現場管理システム「T-iDigital Field」を開発した。
同システムは、現場のリアルタイム映像とともに、各種センサーなどで取得したIoTデータを
可視化し、工事関係者が場所や時間を問わずに施工状況を共有することで、遠隔から迅速かつ
的確な現場管理を可能とする。定点カメラや多数の施工支援アプリケーションで構成され、作
業所のモニターやスマホなどから作業進捗などの施工情報を閲覧可能だ。同社は、香川県発注
の椛川ダム建設工事で実証実験を実施。その効果の1つとして、施工管理者は建設現場でのコ
ンクリート打設状況をカメラ映像などから確認し、現場事務所から品質確認などが可能となり、
施工管理の効率化が図れたことを挙げる。さらに熟練技術者が、若手などへ遠隔からの指導が
可能となり、現場作業の支援と技術継承も併せて行うことが確認できたという。

 遠隔での発注者の立会状況             遠隔でのコンクリート打設管理状況
 Ⓒ大成建設                    Ⓒ大成建設

 遠隔での発注者の立会状況             遠隔でのコンクリート打設管理状況
 Ⓒ大成建設                    Ⓒ大成建設


 作業所でのモニター画面による現場管理状況 Ⓒ大成建設

 作業所でのモニター画面による現場管理状況 Ⓒ大成建設