大林組が業界初の建築確認と構造計算適合性判定を
同時に電子申請
2020.12.22
大林組は、建築設計プロセスにおける建築確認申請と構造計算適合性判定について、建設業界
で初めて同時に電子申請を実施したことを発表した。
今回、同社は日本ERIと日本建築センターと協働で設計図書の電子データのアップに必要な要
件や、法的懸念事項をオンラインによる協議を通じて整理し、電子申請を行う手法を確立。そ
して、その成果として2021年1月に着工する新潟市の(仮称)日本生命新潟ビル新築工事で、
日本ERIには建築確認申請、日本建築センターには構造計算適合性判定をそれぞれ電子申請で
実施した。これにより、申請はテレワークでも対応が可能となり、申請業務における変革を推
進できたという。同社は今後の設計案件でも指定確認検査機関との連携を図り、建築確認申請
などで電子申請を活用、推進していく。また設計作業だけでなく、生産、維持管理の一連の
プロセスまでをBIMデータで連携し、業務プロセスを変革し生産性の向上を図る方針だ。