2021.02.22

スターツコーポレーション、伊藤忠商事、日建設計などが会員となり建築生産システム全体を
BIMデータで連動させるしくみ作りを目指す「BIM-EC コンソーシアム」は、発足した2018年
9月から2020年12月までの活動をまとめ、活動報告書を2月18日にWeb上で公開した。
これまでに複数回の情報交換会の開催により、建築生産システムにおける国内外のBIM活用事
例や課題を抽出。また、事務所ビルや共同住宅を想定した実証実験を実施し、設計者／施工者
と建材メーカーとの間で、BIMデータを用いた見積依頼から提示までの自動化の実現可能性と
効果を測定した。この評価として、建材見積に関する業務量を大幅に削減できることが実証さ
れたという。そのほか、BIM-ECの実現に向けて技術的課題や、環境課題を整理。決済・納品
までの管理システム構築や、業界の慣習や商流への対応の必要性などを挙げている。
今後は物流・納品フェーズへの検証やBIM-ECシステムの検討などを行っていくとしている。

　BIM-ECにおける情報の流れ　ⒸBIM-EC コンソーシアム

　実証実験における建築生産システムの整理　ⒸBIM-EC コンソーシアム

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