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AIを活用した複数平面プラン自動設計ツールを
noizらが共同開発

2021.04.06

日鉄エンジニアリング、noiz、Ridge-iの3社は、AIを活用した「物流施設平面自動設計ツール
(ALPS)」について、AI適合の有効性を確認する実証段階のフェーズ1の開発完了を発表した。
物流施設の企画設計段階では、敷地形状や接道状況・容積率などの設計条件に合わせて複数の
計画案を比較検討し機能性やコスト面で最適な計画を導き出す必要がある3社が各社の強み
を持ち寄り開発した同ツールは独自のアルゴリズムを用いたParserScannerなどの4つの機
能で構成されており、条件を入力すれば数秒で建設可能な複数の平面プランを自動生成でき、
顧客への多様な検討案の素早い提案が可能となる。今後3社はフェーズ2で設計精度の向上とと
もに、事務所や搬送設備のレイアウトなど適用範囲を拡大する機能を追加する予定だ。さらに
フェーズ3では屋外施設レイアウトの最適化、フェーズ4では3次元データ生成とビジュアライ
ゼーションも追求するという。将来的にはオフィスビルなどの他用途への展開を図る方針だ。

 ALPSのシステムイメージ Ⓒ日鉄エンジニアリング

 ALPSのシステムイメージ Ⓒ日鉄エンジニアリング