デジタルゼネコンを目指し清水建設がデジタル化
コンセプトを策定
2021.07.08
清水建設は、同社の中期デジタル戦略2020を構成する3つの柱である「ものづくりをデジタル
で」「ものづくりを支えるデジタル」「デジタルな空間・サービスを提供」の着実な推進・実現
に向け、“デジタル化コンセプト”をそれぞれ策定した。今回策定したコンセプトの中で、同社
は建築事業と土木事業の在り方を示しており、プロジェクトの上流から下流まで一貫したデー
タ連携体制を構築。デジタルなものづくりを目指すとし、建築設計のコンピュテーショナルデ
ザインや、施工段階でのデータを活用した施工の管理、ロボット化・自動化などを加速する。
また、都市・建物デジタルツインによるデジタルなサービス提供も目指すとしており、すでに
同社開発の大規模オフィスビルでデジタルツイン構築に必要な基盤や、建物のOSの実装などを
始めている。さらに全業務を支援するデジタル化基盤全体の在り方なども示している。同社は、
リアルな空間とデジタルな空間・サービスを提供する「デジタルゼネコン」を目指す考えだ。