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避難安全検証とBIMを連携し一元化する
設計システムを大林組が開発

2021.08.17

大林組は、避難安全検証とBIMをデータ連携し、一元化する設計システム「SmartHAK」を開
発。受注したプロジェクトに適用し、確認済証の交付を受けた。このようなシステムを使用し
ての交付は業界初だという。同システムは、避難安全検証の計算に必要な情報をBIMデータか
ら自動的に収集し、避難安全検証プログラムでの計算情報とBIMデータとの整合状況を可視化
することで、効率的な照合を可能にするもの。また、収集データを自動で計算プログラムへ読
み込む点も特長。不整合箇所の発見や修正も容易で、設計図と計算書の整合性を高めることが
可能だ。さらに、避難安全検証の計算情報と整合したBIMデータをそのまま設計から施工、運
用に活用が可能で、竣工後の改修時にもデータを活用できる。これにより、手入力や整合性確
認の手間がなくなり、より早く、より確実な検証を実現する。同システムでは、避難安全検証
法(ルートB1、ルートB2、ルートC)に対応可能なことを実証済みだという。

 避難安全検証法ルートB1における「SmartHAK」の連携イメージ Ⓒ大林組

 避難安全検証法ルートB1における「SmartHAK」の連携イメージ Ⓒ大林組


 避難安全検証法ルートB2、Cにおける「SmartHAK」の連携イメージ Ⓒ大林組

 避難安全検証法ルートB2、Cにおける「SmartHAK」の連携イメージ Ⓒ大林組