Magazine(マガジン)

コラム

「ダイキン建築」からA/D Fusionを考える

2015.06.11

ArchiFuture's Eye                 日建設計 山梨知彦

エアコンがファサードを形作っているこんな風景をしばしば見かけ、「ダイキン建築」と名付
けてみた。(写真1、2)もちろん有名空調メーカーと近代建築に敬意を払いつつ、インスピ
レーションを感じての命名だ。
こうしたマシンと人間臭いものの独特な融合感覚を、僕はアジア人の才能だと思っている。
リドリー・スコットだって、同じような感触を感じて、映画ブレードランナーの場面設定をし
たに違いがない。ブレードランナーの中では、全ての最新技術が、アジア的なしたたかな形で
アジア的なる混沌としたものと融合した情景が描かれていた。前回も書いたのだが、今のBIM
やコンピュテーショナルデザインに欠けているのは、こうしたアジア的融合ではなかろうか?
デジタルとアナログが融合した、A/D Fusionした建築のデザイン、それを行う環境として、コ
ンピュテーショナルデザインやBIMを育ててきたいと思っている。(写真の3、4はそうした試
みの一つ。僕らが手掛けたラゾーナ川崎東芝ビル)

        写真1

      写真1


 写真2

 写真2


 写真3

 写真3


          写真4

          写真4