日本設計と米国オートデスクが国内のBIM本格的普及に向けて包括契約を更新<オートデスク>
2021.11.16
日本設計と米国オートデスクは、2014年より次世代 BIM の実現を目指してパートナーシップ
を締結し、2015年から国内初の包括契約(以下、EBA)をしているが、本年10月に3度目のEBA
の更新を行ったことを発表した。
今回のEBAの更新により、両社は、国内での非競争領域の標準化を推し進め、BIMを国内で本
格的に普及していくために、引き続き協業していく。
両社は、協業したこの3年間の到達点、日本設計での取り組み、今後3年間のテーマと実行プラ
ンについて、「BIMのワークフローの確立」、「建物の高品質化・高性能化に寄与する BIMの
構築」、「DX推進とビックデータの活用」の3つのテーマに分けて説明している。
「BIMのワークフローの確立」では、今後、国内へのBIMワークフローの定着を図るために、
建築BIM推進会議などでの活動を通じて、大手企業以外の第2、第3陣のBIM活用を後押しして
いく。
「建物の高品質化・高性能化に寄与するBIMの構築」では、BIM本格運用に向けて、意匠・構
造・設備分野の連携をさらに深め、合理的なBIMプロセスを確立し、BIMに適した図面表現の
完成を目指す。また、Autodesk Insightの活用など、BIMと連携可能なエネルギーシミュレー
ションを実用化して、エネルギー効率や環境への最適化に配慮したデザインの促進などを行う。
「DX推進とビックデータの活用」では、BIMと連携可能な設計データベースの整備を行い、
コスト概算システムや仕様書との連携の実現などを目指す。
両社は今後の実行プランにより、国内の本格的なBIM普及の実現、建設業へのDX推進、カー
ボンオフセット実現に向けて寄与していく考えだ。
上記についての詳しい情報は、こちらのWebサイトで。