AR/MRソリューション「mixpace」のiPad版に「埋設表現機能」などの新機能を追加搭載
<SB C&S>
2023.05.29
SB C&Sは、AR/MR可視化ソリューション「mixpace」のiPad版アプリに、地下に埋設され
ている部分をAR表示できる「埋設表現機能」と、現実空間とAR表示したCGの前後関係の認
識に適した「オクルージョン機能(β版)」を2023年5月23日から追加搭載した。
「埋設表現機能」は、現実空間にAR表示で仮想の穴を空け、その穴の中に3Dモデルの埋設
部を配置することができる機能。この機能により、埋設部が地下にあることを認識しやすく
なり、図面だけではイメージしづらかった埋設物がどのように設置されるかを把握しやすく
なる。
「オクルージョン機能(β版)」は、AR表示した3Dモデルと現実空間にある物体が重なった
とき、その前後関係をLiDARセンサーによって判断し、現実の物体の陰になる部分の3Dモデ
ルを隠すことができる機能。この機能により、壁を貫通する配管などの3Dモデルを表示した
場合、壁面をLiDARセンサーで認識することで3Dモデルが壁面で遮断され、部屋の内部側の
みを確認することが可能だ。
今回のアップデートにより、埋設物や遮蔽物の多い建設現場などでもより現実感のある
BIM/CIMモデルのAR表示が可能となる。実際の位置関係をイメージしやすくなるため、同社
は、施主や設計者、施工者など関係者間で認識の相違を軽減し、円滑なコミュニケーション
の形成につながることが期待できるとしている。
上記についての詳しい情報は、こちらのWebサイトで。