物理AIの活用を促進する
「NVIDIA Omniverse Cloud Sensor RTX」
を発表<エヌビディア>
2024.07.01
エヌビディアは、物理的に正確なセンサーシミュレーションの活用によって、さまざまな種類
の完全自律型マシンの開発を加速するマイクロサービスのセット「NVIDIA Omniverse Cloud
Sensor RTX」を発表した。
NVIDIA Omniverse Cloud Sensor RTXは、自律走行車やモバイルロボットなどを現実世界で
展開させる前に、開発者が物理的に正確でリアルな仮想環境上において、センサーの知覚に関
連するAIソフトウェアの大規模テストの実施を可能とするもので、安全性を高めながら時間と
費用の節約が可能となる。
同サービスは、NVIDIA RTXレイトレーシングとニューラルレンダリングテクノロジーを搭載
しており、カメラやレーダー、LiDARなどを通じて得られる現実世界のデータと合成データを
組み合わせることで、仮想環境の作成を加速させる。これにより、現実世界のデータが限られ
ているシナリオの場合でも、同サービスを使用することで、ロボットアームが正しく作動して
いるか、木の枝が道路を遮っていないか、ロボットまたは人が近くにいるかなど、幅広い範囲
での活動シミュレーションができるようになるという。
同サービスの早期アクセスには登録が必要となっており、本年後半からの提供の予定だ。
上記についての詳しい情報は、こちらのWebサイトで。