BIMデータを自動で手軽にAR/MRに変換可能な
可視化ソリューションを共同開発<SB C&S>
2019.02.27
SB C&Sは、ホロラボとBIMや3DCADで作成した設計データを自動でAR/MRに変換し、
Microsoft HoloLensをはじめとするAR/MR対応デバイスで確認できる建設業・製造業向け可
視化ソリューション「mixpace(ミクスペース)」を共同開発し、「mixpace」のサブスクリプ
ションモデルでの販売を2月25日より開始した。
mixpaceは、「MRを身近に」をコンセプトに開発され、誰でも手軽にBIM や3D CADソフト
で作成したデータについて、AR/MR対応デバイスで確認が可能なモデルに変換でき、建設業
における設計や施工、保守などの各シーンにおいて、リアルスケールおよびデジタルモックアッ
プでの活用が簡単に行えるもの。
Webブラウザ上の専用ページからBIM や3D CADなどのさまざまなデータをドラッグ&ドロッ
プしてクラウド上にアップロードすると、自動的にAR/MRデータに変換し、Microsoft
HoloLensにデータがダウンロードされる。直感的なインターフェイスで、誰でも簡単に利用で
き、これまで手作業で何日もかかっていた、AR/MR変換作業が最短約10分で自動的に完了す
るため、作業時間の大幅な短縮が見込めるという。
また、オートデスクのRevitや3D CADソフトで活用できる各種データ形式のほか、中間ファイ
ル形式などの主要なファイル形式に対応。変換されたデータは、クラウドプラットホーム
Microsoft Azure上のストレージに保存されるため、高いセキュリティーも保持しているのが
特長となっている。
両社は今後、GRAPHISOFTのARCHICADや、2月25日(日本時間)に発表されたHoloLens2への
対応をはじめ、BIMの属性表示や遠隔支援などの機能強化を図っていく考えだ。
同製品は、サブスクリプション契約のみの提供となっており、価格は1年間のサブスクリプショ
ンの場合、「mixpace standard」が1,164,000円、Revitのファイル形式に対応した
「mixpace standard + R」が1,380,000円。初回ユーザー限定で60日トライアルができる
「mixpace trial」が92,000円(いずれも税別)となっている。
「mixpace」についての詳しい情報は、こちらのWebサイトで。