ゼネコン8社が建築物の緑化計画を支援する評価 ツールを機能強化
2016.02.22
淺沼組、安藤・間、鴻池組、西武建設、錢高組、東亜建設工業、西松建設、三井住友建設の8社
は、2014年2月に共同開発した建築物の緑化計画において生物多様性への取り組みを評価する
ツール「いきものプラス®」をバージョンアップし、機能を強化した。
同ツールは、設計者が敷地情報や取り組み内容をパソコン上で入力することで、CASBEEの新築
(簡易版)における生物多様性に関連した項目の点数を算出し、緑化計画立案を支援するツール。
集合住宅や事務所・宿泊施設などの緑化計画の提案や設計に活用している。強化された機能は、
これまで東京23区に限定されていた利用対象地域の拡大と各社独自の改良が可能になった点だ。
対象地域が東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪となり、利便性が向上。郊外周辺もカバーす
ることで、法面緑化など土木の植栽計画にも利用可能となった。今後8社は、各社独自に改良を
加えながら同ツールを活用し、生物多様性に配慮した設計・施工を一層進めていくとしている。