2016.03.02

大林組は、スマートシティにおけるエネルギーシステムの設計支援ツール「エコナビ®(シティ
版)」を開発した。
エコナビは、建物への省エネ手法適用の効果とコストとの関係を「見える化」し、最も効果的
な省エネ手法の組み合わせを導き出す設計支援ツール。今回開発したシティ版は、エネルギー
の共同利用に際して、最適なシステム設計のため、複数の建物からなるエリアの省エネ・低炭
素化、電力自給率を簡単に評価できる。主な特長は、エリア内の建物条件や各種設備の容量と
性能などを設定することで、年間のエネルギー費、CO2排出量などを簡単に評価できるほか、
各種設備の工事費などの概算データを内蔵しており、各種計画条件に対する費用対効果などの
評価が可能。エリアのBCP対応性も評価できる。今後、同社は同ツールを用いて、複数かつ
多用途の建物が混在する都市内の街区などに最適なエネルギーシステムを提案していく方針だ。

　　　　エコナビ(シティ版)の計画システム例 ©大林組

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