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清水建設がタブレットを利用した地下埋設物可視化 システムを開発

2016.03.22

清水建設は、菱友システムズ、茨城工業高等専門学校の岡本修准教授と共同で、地下掘削工事
によるライフラインの損傷防止を目的に、タブレット上で地下埋設物を現地の風景画像に投影
して“見える化”する「地下埋設物可視化システム」を開発し、実用化した。
同システムは、操作担当者の位置情報を基に、その周辺に存在する埋設物の図面データをクラ
ウドデータベースから抽出し、現地の風景画像に重ね合わせて表示することで埋設物の存在や
位置を可視化するもの。操作担当者が、タブレットから掘削工事を行う地表面を眺めると、直
下に敷設された埋設物のラインが浮き上がるように地表面の画像上に投影される。タブレット
を使用する位置や端末を保持する角度などに応じて、地表面のライブ画像に埋設物の敷設ライ
ンが自動的に追随して表示されるのが特長だ。同社は、現在施工中の開削工事現場で試験運用
を進めており、今後、同システムを全国の地下掘削現場に展開していく方針だ。

      地下埋設物の可視化イメージ ©清水建設

   地下埋設物の可視化イメージ ©清水建設