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大林組がICタグを使用した資機材の搬入管理で
建設工事を効率化

2016.03.31

大林組は、ICタグを用いることで、建設現場における資機材の搬入状況が一目でわかる「揚重
管理システム」を開発し、高層ビルの建設工事に適用するとともに、その効果を実証した。
同システムは、建設作業員が携帯するICタグや機材などに取り付けたICタグをエレベーターに
設置されたICタグリーダーで読み取ることで、誰が、いつ、どの資機材をどの階に揚重したか
を自動的に記録し、資機材の揚重状況や機材の稼働状況をリアルタイムに把握できるシステム。
ICタグから読み取った資材揚重のデータは、エレベーターの搬器に設置されたPCに随時送信さ
れるため、その時点の実績をその場で確認でき、揚重計画の最適化を図ることが可能だ。
また、機材(高所作業車)の個別の稼働状況も把握可能で、施工の進捗に合わせて最適に配置で
きる。実証実験では、高所作業車の延べ台数16%、コスト18%の削減を実現した。
今後、同社は同システムを活用し建設工事のさらなる省力化・省人化を図っていく方針だ。

               システム構成図 ©大林組

   システム構成図 ©大林組