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エレベータのリニューアル工事で3Dレーザー  
スキャナーとBIMを活用

2016.04.04

東芝エレベータは、高精度3次元レーザースキャナーを活用したエレベーターのリニューアル
サーベイシステムを開発し、今月から運用を開始する。
同システムは、エレベーターのかごに3次元レーザースキャナーを設置することで、全方位の
撮影とデータ収集を実現するシステム。計測したデータは必要寸法を抽出しBIMソフトで
3Dモデリングへの展開ができ、パソコン上で昇降路などの建物の状況を3次元のビジュアルイ
メージで確認することが可能だ。また、エレベーター機械室の主要機器の撤去・搬入シミュ
レーションも可能で、最適な搬出入ルートの確認が容易なため、エレベーターの停止時間の削
減やデータ化による工事計画全体の提案最適化ができる。同システムにより、高層向けエレ
ベーターではサーベイ計測作業やデータ処理時間を最大70%短縮した。今後同社は、効率的な
現場サーベイによる客先への迅速な現場対応を実現し、更なる受注拡大を目指す方針だ。

 エレベーター機械室のサンプル画像 ©東芝エレベータ

 エレベーター機械室のサンプル画像 ©東芝エレベータ