東急建設らがスマホを利用し現場内物流を
ジャスト・イン・タイム化
2016.05.26
東急建設と福井コンピュータは、資機材搬入・揚重管理支援システム「DandALL(ダンドール)」
を共同開発し、渋谷駅街区東棟並びに渋谷駅南街区プロジェクトの工事現場に導入した。
同システムは、工事現場への資機材の搬入車両や揚重作業スケジュールを一元管理するシステ
ムで、工事関係者はスマートフォンなどでリアルタイムに資機材搬入情報の共有が可能だ。
スマートフォンにはゲートに入る予定車両の情報が時間軸で表示され、資材搬入担当の協力会
社名や搬入車両のナンバープレート、運転手の携帯番号などのゲート管理に必要な情報が確認
できる。揚重などを行う担当者なども同じ情報をリアルタイムに確認でき、現場内のどこから
でもシステム内の情報を登録・閲覧・編集可能で、搬入待ち・揚重待ちなどの“手待ちのムダ”
を削減し、施工効率と安全性の大幅な向上を図れるという。今後同社は同システムの機能に
伝票管理などを連動させるとともに、改良を重ねながら順次ほかの現場へも導入する方針だ。