大成建設がタブレットで遠隔操作する
新しい測量工法を開発
2016.05.31
大成建設は、大空間建築など大規模構造物の測量作業をタブレットなどの携帯端末を用いて
短時間で容易に計測可能な合理化測量工法「T-Measure Navi」を開発した。
同工法は携帯端末を用いて、光波測距儀などの測量機器の遠隔操作や、測量箇所の指定、測
量結果の参照ができるため、従来複数の作業員で行っていた測量作業を一人で行うことが可
能となる。測量機器に内蔵されたデジタルカメラの映像を携帯端末と連動させ、簡単な操作
で効率的に測量できるほか、測量箇所を自動認識し、無人で測量を実行する機能も持つ。
測量技能の熟練度に係わらず同工法を使用することができるものだ。これまで鉄骨設置精度
の確認作業など3現場で試行し、作業時間が作業員2人1組の場合に対し、作業員1人で30%
以上短縮できたという。今後同社では性能などのさらなる向上を図り、建築・土木を問わず、
より多くの建設現場に同工法を適用する方針だ。