大林組らが建物利用者を快適な空間へ 個別誘導するアプリを開発
2016.06.22
大林組と電通国際情報サービスは共同で、建物利用者にとって快適な空間を個別に紹介する誘
導アプリを開発した。
同アプリは、サイネージ端末に搭載のカメラが、利用者の心拍数などの「生体情報」を自動で
計測するとともに、屋外設置の気象ステーションから、気温、風速、日射量などの「環境情報」
を取得。さらに、「ソーシャルデータ」となる同行者との関係性(友達、恋人、家族など)を
入力することにより、アプリ内の解析ロジックが利用者にとって快適な場所と過ごし方を個別
に解析し、提示するものだ。これら3つの要素を解析して独自の快適感指標を算出する手法は
世界初だという。
同技術の実証実験は、6月17日からグランフロント大阪で、一般利用者を対象に行われている。
本年の秋まで断続的に実施され、今後は、さまざまなパターンへの応用に取り組むとしている。