戸田建設らがタブレットを活用した内装仕上げ
検査システムを開発
2016.10.11
戸田建設は、YSLソリューションと共同で、iPad用内装仕上げ検査システム「LAXSY(ラクシー)」
を開発した。
現在、タブレット端末を用いた検査が一般的になりつつあるが、内装仕上げ検査は多くの情報
入力を要し、検査員の負担となっている。同システムは、頻繁に使用する指摘内容を事前登録
できるプリセット機能や、同じ内容の項目を再入力する手間を省く履歴機能を搭載し、検査項
目の入力スピードと操作性を大きく向上させた。検査部位などを一括入力する画面構成により、
従来品より必要なクリック数を約30%低減できるという。同社の過去の建築工事データを元に
建物用途別の指摘内容マスタも搭載。マンションなどの内装仕上げ検査が頻繁に行われる建物
をはじめ、事務所や工場など、ほかの用途の建物も簡易に検査項目を入力できる。今後同社は、
同システムをさまざまな作業所へ展開し、業務の効率化、生産性向上を図るとしている。