大林組が工事の完成イメージなどを確認できる
ARアプリを開発
2017.04.04
大林組は、リニューアル工事の完成イメージなどをタブレット上で確認できる、AR(拡張現実)
技術を使用したアプリ「FutureShot」を開発した。
同アプリは、AR技術によりタブレット上で工事の完成イメージなどを容易に作成できるもの。
図面上にサイズやデザインが調整できる部材の3Dモデルを配置し、カメラ映像とその場で重ね
合わせることで、さまざまなイメージを短時間で容易に確認可能となる。部材のモデルは、位
置や材質などが自由に変えられ、顧客にさまざまなイメージを提示できるため、顧客との合意
形成にも効果的だ。BIMソフトで作成したあらゆる部材のモデルを使用可能で、幅広い工事に
活用できるのも特長。同アプリを試験導入した耐震補強工事では、設計段階の初期検討に従来
約2週間要していたが約3日間に短縮できたという。今後同社は、次世代型のウェアラブルディ
スプレイと同アプリを連携させ、施工管理の高度化技術としても活用していく方針だ。