2017.05.18

大林組とKDDI、NECは、次世代移動通信システム「5G」を活用したICT施工の実現に向けて、
建設機械による遠隔施工の実証試験を実施する。
5Gは、3Gや4Gを発展させた「超高速」だけでなく、「多数接続」「超低遅延」といった特長
を持つ次世代の移動通信システムで、私たちの日常生活や仕事のやり方を大きく変えるとも言
われている。総務省が本格的なIoT時代のICT基盤として、2020年の5Gの実現を目指し、取り
組みを加速させている。実証試験は、総務省の技術試験事務の1つとして実施し、建設機械に
高精細4Kカメラを複数台取り付け、その映像を5Gで伝送。遠隔地の作業員が建設機械から送ら
れてくる高精細映像をもとに建設機械をリアルタイムに遠隔操作するという内容だ。5Gによる
遠隔施工の作業性や品質の向上を検証する。3社は実証試験を通じて、5Gを活用したICT施工の
実現に向けて「リアルタイム遠隔施工」など高度な建設技術の実現を目指していく方針だ。

　　　Ⓒ大林組

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