戸田建設が低炭素施工システムをWeb化
2015.04.20
戸田建設は、施工中に発生するCO2排出量の削減を強化するため、同社の「TO-MINICA(低炭
素施工システム)」をWeb版に改良した。
同システムは、建設作業所が施工中に排出するCO2量を事前に計算し、これに対して削減計画
を立案、実行し、結果をエネルギーデータとして収集するシステム。
従来のシステムでは、データ入力をすべて作業所のPCで同社の社員が行っていた。Web上での
データ入力を可能にすることで、PCのほか、タブレット、スマートフォンによる入力が可能に
なり、同社だけでなく、協力会社もメンバーの一員としてデータ入力を行えるようになった。
そのため、インプットに関わる作業時間の約55%削減が可能としている。
同社では同システムを1年後には全国の作業所約140ヵ所に展開する予定で、CO2排出削減活動
を強化する方針だ。