日建設計総研らが都市ビッグデータとAI活用を
目指し共同実験を開始
2017.06.20
日建設計総合研究所とNTT、三井不動産は、都市のさまざまなビッグデータをエリアマネジメ
ントに活かすため、東京・日本橋室町地区において、AI(人工知能)を利用したエリア情報活
用プラットフォーム「AI×AI(アイアイ)(仮称)」の実証実験を開始する。
同プラットフォームは、日建設計総合研究所のこれまでの都市開発に係る計画・マネジメント
に係る知見と、NTTのデータ収集・解析に係る知見を組み合せ、都市開発・エリアのマネジメ
ントに対して最適なソリューションを提供することを目指している。両社は、商業施設など不
特定多数の人が集まる場の人の流れに着目し、事前調査として、コレド室町1で人流の測定と
分析を実施。空調の制御など、複数の分野におけるエリアマネジメントの最適化のイメージを
得た。3社は事前調査で得られたデータを基に、調査対象を日本橋エリアに広げ、同プラット
フォームを実際の計画・マネジメントに活かすための実証実験に今後取り組む予定だ。