大林組がIoTとAIを活用したビルマネジメント
システムを実証運用へ
2017.07.06
大林組は、IoT・AI技術の活用により建物利用者一人ひとりの快適性・利便性を高め、ウェル
ネスの観点からもさまざまなサービスを提供するビルマネジメントシステムを開発する。
同システムは、建物内外の各種センサーからの情報や建物利用者の快適感など多様な情報をク
ラウドに蓄積。AIの分析により快適、健康、安全・安心、利便、省エネルギーなどの多方面の
要求に対して最適解を導き出す。建物利用者はスマホなどから温熱や光環境などの好みを申告
でき、建物利用者が長く使うほどAI分析により自動的にチューニングされ、より最適な環境に
近づくよう学習制御にする。また、クラウドに集約されたデータを解析し設備機器の劣化や更
新時期の予測も可能で、建物管理者の利便性も向上させる。同社は9月から開始する実証運用
を通じ実用化を進めるとともに、今後はBIMデータとの連携やビッグデータとAI技術を用いた
エリアマネジメントシステムを視野に入れ開発を進める方針だ。