大成建設がBIMに工期・コストを連動させた
施工管理システムを開発
2017.07.13
大成建設は、BIMデータに工期・コストに関する情報を連動させ、工事の専門家以外であっ
ても進捗を容易に確認できる施工管理支援システム「T-BIM® 5D」を開発した。
同システムは、工程表のスライドバーを動かすことで計画工程、実施工程それぞれの施工状
況をアニメーション化できるほか、特定日時での工事進捗も確認可能だ。工程については計
画より先行している部分、予定通りの部分、遅延している部分に色分けして視覚的に把握で
き、その進捗段階でのコストも表示されるため、同時にコスト管理が行える。同システムの
登録データを動画ファイルとして出力し、客先などの工事関係者に対する工事進捗の説明に
使うことも可能だ。今後、同社はBIM活用プロジェクトに同システムを適用し、効率的な施
工管理を図るとともに、工事進捗の説明や、工事における生産性向上のためのツールとして
活用を推進していく方針だ。