2015年日本建築学会賞を発表
2015.04.22
一般社団法人日本建築学会は、2015年日本建築学会賞を4月21日に発表した。
大賞には「シェル・空間構造の設計法の確立と構造に基づく建築デザインに関する貢献」により
川口衞氏(法政大学名誉教授)、「日本住宅史学に関する研究・教育と建築文化財の保全に対する
顕著な貢献」により平井聖氏(東京工業大学名誉教授・昭和女子大学特任教授)がそれぞれ受賞
した。また、注目の学会賞(作品)は、「上州富岡駅」の武井誠氏と鍋島千恵氏(いずれもTNA)、
「木の構築 工学院大学弓道場・ボクシング場」の福島加津也氏と冨永祥子氏(いずれも福島
加津也+冨永祥子建築設計事務所)の2作品が受賞した。
「上州富岡駅」は、駅舎という建築形式の持つ意味を改めて考えさせる建築であるという点な
どが評価を受け、「木の構築 工学院大学弓道場・ボクシング場」は木造の原点をわれわれに
再考させる力を持っている点などが評価を受けての受賞となった。