センサーを活用した作業者安全支援の実証実験を
NTT西日本が開始
2017.08.31
NTT西日本は、安全に働ける職場環境の実現を目指し、2017年8月よりバイタルデータと位
置情報などを活用した、作業者安全支援サービスの実証実験を開始する。同実証実験は、鹿
島建設の協力のもと、実環境でのシステム有用性を検証し、早期の実用化を目指すもの。
リストバンド型センサーデバイスを活用して、作業者のパルス数や加速度情報、周辺の温度・
湿度情報などを取得することで、体調不良などの予防に対する有用性や転倒・転落検知の正
常性を検証するほか、作業現場内に設置されたBeaconと作業者が身に着ける環境センサーか
ら位置情報や気圧情報を取得して、危険エリアや建設機械などへの近接情報、さらに高所作
業中の情報などを可視化することで、重篤災害抑止や作業監督者の見回り作業などの稼働軽
減に対する有用性を検証する。将来的には同実証実験で構築したシステムをベースに、用途
に合わせて幅広く使えるセンシング技術やシステムの実現を目指すとしている。