IoTを用いたスマートビルディングの実証実験を
NTT都市開発が開始
2017.12.05
NTT都市開発は、同社が保有するビルにおいて、NTTグループであるディメンションデータジャパ
ンと共同で、IoT/M2Mプラットフォームを活用したスマートビルディングの実現に向けた実証実
験を開始する。
同社は、低消費電力・長距離通信に対応した新しいセンサーによる計測データ(人の動きや位置、
速度、音、振動など)を加えることにより、新たなサービスの提供(利用状況の見える化、混雑緩和
など)や、ビル運営管理の効率化(清掃の頻度、警備の配置計画など)を目指すとしている。同実証
実験では混雑しがちなオフィスビルの喫煙室を対象に、ユーザーの人数および位置データを人感
センサーで測定。設置が容易な環境センサーで温度・湿度・CO2などのさまざまなデータを取得
し、データの相関関係を分析する。混雑情報の提供や、利用状況に応じた清掃頻度の見直し、リ
アルタイム空調制御への活用の模索など、ビルの快適さと環境負荷軽減の両立を目指す考えだ。