新菱冷熱工業がBIMを活用した品質管理システム
を開発
2018.02.14
新菱冷熱工業は、BIMモデルの構成部材一つひとつに品質管理データを直接記録することで、
品質管理業務の大幅な削減を図ることができるBIMを活用した品質管理システムを開発した。
同システムは、タブレットにBIMモデルを保存して現場に携帯し、画面上でBIMモデルをタッ
プすることにより、目視確認や検査などの品質管理データを記録する。各部材は、品質管理項
目を属性データとして持っているため、部材に関する管理項目が瞬時に一覧表示される。その
ため、管理項目の周知徹底が図られ、確認・検査漏れの防止が可能だ。データは、クラウド
サーバに保存され、BIMデータとして一元管理される。そのため進捗率や不具合個所などを現
場事務所などでリアルタイムに把握、共有でき、品質管理の労務を大幅に削減できる。また、
機器の検査記録データはFMにも活用が可能だ。同社は、同システムの現場でのフィールドテ
ストを本年から開始し、2年後をめどに同社の全現場での運用を計画している。