安藤ハザマらがホロレンズを活用した室内環境の
可視化技術を開発
2018.02.20
安藤ハザマは、富士ソフトと共同で、自己完結型ホログラフィックコンピュータMicrosoft HoloLens(以下、ホロレンズ) を活用した室内環境可視化技術「環境ウォッチ」を開発した。
同技術は、室内の温熱や気流などの事前解析結果や計測結果を、ホロレンズを装着して現実空
間に実スケールでAR(拡張現実)として表示するもの。室内の温度分布や気流の流れなどが可
視化され、専門家でなくても容易に解析・計測結果を理解できる。さらに、現実空間と3Dオブ
ジェクトが統一された座標系で結びついており、空間を動き回った際にも表示が追従するのも
特長だ。また、解析や計測を通じて得られる温度や気流分布は、多様なファイル形式で「環境
ウォッチ」へ入力可能で、BIMとの親和性が高まるという。
今後、同社はサーモグラフィーなど各種計測装置とホロレンズとの連携を確立し、リアルタイ
ムでの温度分布の可視化などに取り組み、同技術を用いた活用の幅を広げていく方針だ。