スターツがAIで賃貸住宅の建築計画と事業計画を
数十分で自動作成
2018.03.29
スターツ総合研究所は、AIを活用した賃貸住宅の建築計画と事業計画を自動で作成するシステ
ム「LAPLACE(開発コードネーム)」を開発し、5月よりβ版の社内利用を開始する。
LAPLACEは、不動産統計学で著名な日本大学の清水千弘教授の監修の元、GIS、設計エンジン、
3D地盤モデルデータと、スターツグループが持つ建設や不動産のビッグデータからAIが導き出
した情報をAPI連携させるもの。同グループでは、3年分約1,600件の建築費データや、ピタッ
トハウスの2.5年分約2億レコードもの募集掲載データと20年分約31万4,000戸の成約データを
保有。同システムは、これらのビッグデータをAIで分析することで対象物件の建築費や賃料、
空室率などを推定し、収益評価および事業計画を作成する。従来は土地情報の入手から事業計
画書作成までに約1週間を要していたが、同システムにより約15分に大幅短縮できるという。
同社では年内に提携不動産会社や社外向けのWebサービスの提供を開始する予定だ。