安井建築設計事務所がBIM-プロパティマネジメントへ展開を拡大
2015.05.07
安井建築設計事務所は、現在すでにBIM-FMの推進フェーズに入っており、同社が設計した
加賀電子本社ビルにおいて、BIM-FMを実践している。
同社が竣工図を基にBIM-FMデータを整理し、建築情報マネジメントシステム(開発/熊本大学
大西研究室)を使用して、ALSOKが建物機器情報などの管理を行っている。これらはインター
ネット経由によるPCでのローカル管理のほか、スマートフォンを使用した手元管理も実現した。
同社では、さらに、環境センサーを活用した温湿度状態管理によるエネルギー管理や、複数
かつ遠隔地の維持管理支援などの効率的なビルマネジメントに加え、LCCの低減や省エネ
ルギー化の実現も視野に入れている。今後は開発レベルをもう一段上げ、新規・既存建物に
おけるBIM-FM化によるメンテナンス費用削減メリットや収益性の整理をすることで、
BIM-プロパティマネジメントへ展開を拡大する考えだ。