大成建設らがIoTを活用した従業員作業状況の
見える化ツールを開発
2018.07.31
大成建設は生産施設を対象とした、IoTを活用した従業員作業状況の見える化ツールを、イン
フォキューブLAFLAの協力を得て開発した。
同ツールは、従業員の心拍数や体温などの生体データ、所在や作業内容などの位置データ、温
湿度などの作業環境データなど、さまざまな情報を一元的に取得し、1つのアプリケーション
上で各種情報の関連性を総合的に分析可能とするもの。PCやスマート端末などで屋内外の従業
員の位置を2Dや3Dで表示し、リアルタイムな確認が可能だ。さらに従業員ごとの動線解析だ
けでなく、滞在頻度の高いエリアなどと作業工程の相関表示が可能で、作業指示の効率化が図
れる。また、温湿度や特殊ガス・酸素濃度などをセンシングで取得。異常発生時にはアラーム
発報などで、従業員への周知も図れるなど安全性向上も実現する。今後、同社は同ツールをコ
ンサルティング業務に活用するほか、さらなるシステムの高付加価値化を追求する方針だ。